第35回 寒地土木研究所講演会のご案内

    寒地土木研究所講演会は、積雪寒冷地域における土木技術の研究開発及び成果等についてより多くの方々にご紹介することを目的に毎年開催しております。

    第35回を本年度は基調講演に、高知工科大学 経済・マネジメント学群 教授渡邊 法美氏をお招きし「土木事業におけるリスクマネジメント」と題してご講演を頂きます。

    また、一般講演として、当研究所の寒地道路保全チーム丸山記美雄上席研究員が「様々なリスク要因に対応する寒冷地舗装技術の開発」を、防災地質チーム倉橋稔幸上席研究員が「北海道における斜面災害の発生要因とリスクへの対処方法について」を、つくば中央研究所から阿南修司地質研究監が「地質・地盤リスクにONE-TEAMで対応する」-地質・地盤リスクマネジメントの導入と運用-と題し研究活動のご紹介を行います。

    是非この機会に当研究所の研究成果をご覧頂きたいと思いますので、多くの皆様の参加をお待ちしております。

    タイトル

    第35回 寒地土木研究所講演会

    開催日時

    2021年11月11日(木) 14時00分~17時10分

    開場時間

    13:30~

    会場

    共済ホール(札幌市)

    〒060-0004 北海道札幌市中央区北4条西1丁目1番地共済ビル6階会場MAP

    申込期間

    2021年10月11日(月)00時00分~2021年11月9日(火)23時59分(受付終了)

    参加費

    無料

    定員

    300名(収容人数の50%以内) ※ 定員に達したため申込受付終了しました

    主催

    国立研究開発法人 土木研究所 寒地土木研究所
    CPD・CPDS
    • 公益社団法人土木学会認定CPD
      単位数:2.5 認定番号:JSCE21-1068
    • 一般社団法人全国土木施工管理技士会連合会認定CPDS
      プログラム番号:669502
      CPDS単位
        形態コード:101-1 3ユニット
    継続教育制度(CPD,CPDS)プログラム
    本講演会は、公益社団法人土木学会継続教育(CPD)認定プログラム・一般社団法人全国土木施工管理技士会連合会継続学習制度(CPDS)認定プログラムです。
    ・受講証明書は受講状況確認後(入退室時間管理)、開催日から2週間程度でご登録頂いたメールアドレス宛に送付いたします。
    ・本講演で取得したCPD単位を複数の構成団体に登録する場合で「建設系CPD協議会加盟団体主催CPD申請書・受講証明書」が必要な方は申し込み時にご登録をお願いいたします。
    ・他団体へCPD単位を登録する場合は、その団体の登録ルールに則って行われます。単位が認定されるかどうかは、直接その団体にお問い合わせください。他団体の運営するCPD制度に関しては本事務局では回答いたしかねますのであらかじめご了承ください。
    プログラム
    • 14:00~14:10

      主催者挨拶

      国立研究開発法人 土木研究所 寒地土木研究所 所長 谷村 昌史
    • 14:10~15:10

      【基調講演】「土木事業におけるリスクマネジメント」

      高知工科大学 経済・マネジメント学群  教授  渡邊 法美 氏
    • 15:30~16:00

      【一般講演】「様々なリスク要因に対応する寒冷地舗装技術の開発」

      舗装事業を取り巻くリスク要因としては、舗装ストックの老朽化、投資余力の低下、少子高齢化の進展に伴う労働力の減少、気候変動による災害の激甚化などが挙げられます。加えて、積雪寒冷地では寒冷環境に起因するリスクへの対応も求められ、多岐にわたるリスク要因に対応する技術開発が求められています。寒地道路保全チームでは、前述したリスク要因に対応して安全安心な社会の構築に貢献するために、老朽化した舗装ストックの点検・診断・補修を効果的に実施する方法の開発や、冬期路面時の走行安全性などのサービスレベルをコスト面も考慮しながら確保する舗装技術などの研究開発に取り組んでおり、これらの内容をご紹介します。

      寒地土木研究所 寒地道路保全チーム 上席研究員  丸山 記美雄
    • 16:00~16:30

      【一般講演】「北海道における斜面災害の発生要因とリスクへの対処方法について」

      斜面災害の発生要因は、地形や地質等の素因と、気象や地震等の誘因とに大きく二つに分けられます。これら二つの要因が複雑に絡み合い、北海道では過去から多くの斜面災害が発生してきました。特に北海道は積雪寒冷地であることから、融雪・凍結融解等の気象による誘因が斜面災害の発生に大きく関与していることが特徴的です。例えば2012年の一般国道230号中山峠や一般国道239号霧立峠では融雪による地すべり災害が国道を長期間にわたる通行止めとしました。そこで本講演では、近年における北海道で特徴的な斜面災害の事例を取り上げ、その発生要因を分析し、その災害発生のリスクへ対処する調査方法について紹介します。

      寒地土木研究所 防災地質チーム 上席研究員  倉橋 稔幸
    • 16:30~17:00

      【一般講演】「地質・地盤リスクにONE-TEAMで対応する」                                     
             -地質・地盤リスクマネジメントの導入と運用-

      地質や地盤は直接確認することが難しいという特性があり、地質・地盤条件の見逃しや見誤りは、工期の遅延や事業費の増大といった形で事業に大きな影響を与えます。「地質・地盤リスクマネジメント」とは、このような地質・地盤に関わる事故やトラブルを最小化して安全かつ効率的に事業を進めるための仕組みのことです。土木研究所では地質・地盤リスクマネジメントの体系を構築することを目指し、事業の各段階で地質・地盤リスクを正しく評価し、適切に対応する技術の開発を行っています。ここでは、これまでにまとめた地質・地盤リスクマネジメントの導入と運用の考え方と事例について紹介します。

      つくば中央研究所 地質研究監 阿南 修司
    • 17:00~17:10

      閉会挨拶

      国立研究開発法人 土木研究所 寒地土木研究所  審議役  渡邊 政義
    基調講演者プロフィール

    高知工科大学 経済・マネジメント学群  教授  渡邊 法美 氏

     

    1983年 3月  北海道大学工学部衛生工学科卒業

    1985年 3月  北海道大学大学院工学研究科 衛生工学専攻修士課程修了

    1987年 5月  ジョンズ・ホプキンス大学大学院地理環境工学科修士課程修了 

    1990年 1月  ジョンズ・ホプキンス大学大学院社会人コース非常勤講師

    1991年 3月  ジョンズ・ホプキンス大学大学院地理環境工学科博士課程修了

    1991年 4月  東京大学工学部土木工学科助手 

    1993年 4月  東京大学工学部土木工学科講師

    1996年 6月  東京大学工学部土木工学科助教授

    1997年 4月  高知工科大学社会システム工学科助教授

    2004年 4月  高知工科大学フロンティア工学教室助教授

    2006年 7月  高知工科大学フロンティア工学教室教授

    2008年 4月  高知工科大学マネジメント学部教授

    2015年 4月  高知工科大学経済・マネジメント学群教授 

                        (現在に至る)

    【委員歴】

    ・Sustainability,Guest Editor: Special Issue of  “Development of Renewable Energy from Perspectives of Social Science”

    ・国土交通省 発注者責任を果たすための今後の建設生産・管理システムのあり方に関する懇談会 建設生産・管理システム部会委員

    ・国土交通省 社会資本整備審議会道路分科会 四国地方小委員会委員長

    ・国土交通省四国地方整備局 四国地方整備局総合評価委員会委員長

    ・国立研究開発法人土木研究所 土木事業における地質・地盤リスクマネジメント検討委員会
    ・高知県入札・契約監視委員会委員長

    ・高知県土木部総合評価委員会委員長

    ・高知県建設業協会 倫理委員会委員

     

     【受賞歴】

    2012年   土木学会建設マネジメント委員会論文賞

       「地方公共工事における総合評価方式の特性と入札・契約制度改革に関する一考察」

    会場のご案内
    • 共済ホール(札幌市)

      住所〒060-0004 北海道札幌市中央区北4条西1丁目1番地共済ビル6階


    寒地土木研究所の紹介

    寒地土木研究所の概要パンフレットをPDFで閲覧いただけます。

    開発技術の紹介

    寒地土木研究所で開発した、現場への適用の効果が高いと思われる技術を掲載しておりますのでご覧ください。

    • 当日の受付について

    申し込み時に発行された二次元バーコード(QRコード)を持参し来場してください。受付にてQRコードリーダーにスマートフォン又は印刷された紙を入退場時にかざしていただくことで受付処理を行います。(QRコードは申し込み期間終了後に一斉通知致します)

    CPD受講状況確認のため入退場時刻を管理していますので「入場時」「退場時(帰社等)」の2回必ずQRコードリーダーで読み取りをお願いします。

    なお、途中入退場等の理由で記録された入退場時間が講演時間に対して不足する場合は、CPD・CPDS受講証明書を発行できない場合がありますのでご留意願います。(プログラムの一部のみ参加の場合に実時間で受講証明書を発行することはできません。)

    • 座席指定について

    ・新型コロナウイルス感染防止対策による参加者の座席間隔確保のため、座席指定とさせていただきます。

    ・申し込み時の返信メールに記載の受付番号が座席番号となります。会場の座席に張られた座席番号にお座りいただきご聴講ください。 

    • 新型コロナウイルス感染症対策について

    新型コロナウィルス感染の予防、拡散防止にあたり、ご来場の皆様には下記項目にご協力をお願い申し上げます。
    ・原則、事前申込みをされた方のみの参加とさせていただきます。また、申込時のQRコードをご持参願います。
    ・発熱は37.5℃以上、咳の症状がある等、当日の体調がすぐれない場合は、ご来場をお控えください。

    ・入場時に非接触体温計による検温にご協力をお願いします。(37.5℃以上の発熱の場合、受講をご遠慮いただきます。

    ・場内はマスクの着用をお願いいたします。(咳エチケットにご協力ください)

    ・会場内に消毒液を設置いたします。こまめな手洗い、手指消毒にご協力ください。
    ・ソーシャルディスタンス確保のため、会場内の座席制限を行います。
    ・接触確認アプリ(COCOA)のインストールをお願いいたします
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html

    ・北海道コロナ通知システムへの登録を下記添付ファイルQRコードよりお願いいたします。

    ・本講演会で感染者が確認された場合の対応について

    参加者、スタッフに感染者が確認された場合、来場者の氏名、年齢、住所及び連絡先(電話番号)、座席位置を把握し、名簿を作成のうえ、必要に応じて保健所等の公的機関へ情報提供する場合がありますので、感染拡大防止の観点から疫学調査へのご理解とご協力をお願いいたします。なお、個人情報保護の観点から、名簿等の保管および保管後の廃棄には十分な対策を講ずることといたします。 

                 

    • 推奨環境について

    Webサイトのご利用にあたっては、以下の環境を推奨いたします。

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    お問合せ先
    国立研究開発法人 土木研究所 寒地土木研究所 寒地技術推進室
    〒062-8602  札幌市豊平区平岸1条3丁目1番34号
    TEL:011-590-4046(直通)FAX:011-590-4048
    MAIL:kanchikouen-1@ceri.go.jp