土研 新技術ショーケース2021in仙台のご案内

    当研究所では、土木技術に係る研究開発、技術指導及び研究開発、技術指導及び研究成果の普及等を通じた社会資本整備への貢献並びに土研開発技術への理解と活用促進を図ることを目的とし、平成14年度から、東京では毎年、平成27年度からは、全国の主要都市で一年おきに各年度4~5都市で開催しております。

    【ショーケースの主な内容】

    ①土木研究所が開発した技術のうち適用効果の高いものを厳選した技術の講演

    ②展示・技術相談コーナーを設け、各技術について開発者に直接相談

    参加者との技術交流、新技術情報の共有、これらを通じた技術力の向上を目的として「土研 新技術ショーケース2021in仙台」を開催します。

    タイトル

    土研 新技術ショーケース2021in仙台

    開催日時

    2021年10月28日(木) 10時00分~17時00分

    開場時間

    09:30~

    会場

    フォレスト仙台 2階フォレストホール

    宮城県仙台市青葉区柏木1丁目2-45会場MAP

    申込期間

    2021年10月1日(金)00時00分~2021年10月22日(金)23時59分(受付終了)

    参加費

    無料

    定員

    200名(収容人数の50%以内)座席指定

    主催

    国立研究開発法人 土木研究所

    共催

    一般社団法人 建設コンサルタンツ協会 東北支部

    後援

    国土交通省 東北地方整備局・宮城県・仙台市・一般社団法人 日本建設業連合会 東北支部・一般社団法人 全国建設業協会・一般社団法人 全国測量設計業協会連合会
    CPD・CPDS
    • 一般社団法人建設コンサルタンツ協会認定CPD
      CPD単位:5.08 プログラム番号:202109290018
    • 一般社団法人全国土木施工管理技士会連合会認定CPDS
      プログラム番号:666458
      CPDS単位
        形態コード:105 3ユニット
    継続教育制度(CPD,CPDS)プログラム
    ・一般社団法人建設コンサルタンツ協会CPD認定プログラム・一般社団法人全国土木施工管理技士会連合会CPDS認定プログラム
    ・受講証明書は受講状況確認後(入退室時間管理)、2週間程度でご登録頂いたメールアドレス宛に配布いたします。
    ・本ショーケースで取得したCPD単位を複数の構成団体に登録する場合で「建設系CPD協議会加盟団体主催CPD申請書・受講証明書」が必要な方は申し込み時にご登録をお願いいたします。
    ・他団体へCPD単位を登録する場合は、その団体の登録ルールに則って行われます。単位が認定されるかどうかは、直接その団体にお問い合わせください。他団体の運営するCPD制度に関しては本事務局では回答いたしかねますのであらかじめご了承ください。
    プログラム
    • 10:00~10:10

      開会挨拶

      国立研究開発法人 土木研究所 理事長 西川 和廣
    • 10:10~10:15

      来賓挨拶

      国土交通省 東北地方整備局 局長 稲田 雅裕
    • 10:15~10:30

      インデクシング(各1分 15技術) 

      講演技術のインデクシング(9技術) 展示技術のインデクシング(6技術)
      技術の概要説明を1分間にまとめてご紹介します。

    • 10:30~10:50

      【環境・地盤技術】多自然川づくり支援ツール(iRic EvaTRiP)

      災害復旧事業での活用も念頭におき、業務にも普及している無料の2次元河床変動計算ソフトウェア「iRIC」と連携した「多自然川づくり支援ツール」の開発を行っています。iRICの持つ高度な数値計算技術と操作性に加え、環境評価ソルバEvaTRiP(エバトリップ)および河道地形を柔軟に編集することが可能なRiTER Xsec(ライター クロスセクション)を組み合わせることで一段レベルの高い多自然川づくりの提案ができるようになります。

      自然共生研究センター 主任研究員 林田 寿文
    • 10:50~11:10

      【環境・地盤技術】砕石とジオテキスタイルを用いた低コスト地盤改良技術 (グラベル基礎補強工法)

      泥炭地盤上に盛土を構築する際の安定対策として、固結工法を実施する場合には、所定の強度を実現するため、多量のセメント添加や高価な特殊セメントを必要とすることから、他の軟弱地盤対策工法と比較して割高になる場合があります。
      グラベル基礎補強工法は、従来の改良率より低い改良率の改良体を盛土直下全面に配置し、その上に砕石層をジオテキスタイルで覆い囲んだ「グラベル基礎補強」を併用した軟弱地盤対策工法です。従来設計と比較して経済的でかつ施工性が良く、盛土の安定性を確保しながら不同沈下および側方流動の低減効果が得られる技術です。なお、軟弱層厚が薄い場合は「グラベル基礎補強」のみの対策も可能です。

      寒地地盤チーム 主任研究員 橋本 聖
    • 11:10~11:30

      【環境・地盤技術】すき取り物および表土ブロック移植による盛土法面の緑化工  《11:30~13:00 休憩時間》

      すき取り物および表土ブロック移植による盛土法面の緑化工法は、建設工事により発生するすき取り物を盛土法面の緑化材料として利用する方法と、工事箇所周辺の森林の表土をブロック状に採取して盛土法面に移植して早期に森林を復元する方法です。
      これらの方法は、どちらも施工後十分植物が生育し、法面のゆるみや変状をほとんど発生しないで法面を保護することが可能であり、追肥や水分補給などの維持管理が不要です。

      寒地地盤チーム 特任研究員 佐藤 厚子
    • 13:00~14:00

      【特別講演】東日本大震災から10年 経験・教訓の伝承と新たな防災対策                     
            ー千島海溝・日本海溝での巨大地震・津波の評価と対応

      東北大学 災害科学国際研究所長 今村 文彦 氏
    • 14:00~14:20

      【災害対応技術】地すべり災害対応のBIM/CIMモデル

      3次元地形モデルを「バーチャル現場」として活用することで、地すべり発災直後の警戒避難対策や応急対策工事の検討を効率化・迅速化するための技術資料です。リモートでありながら現地状況を的確に把握できるため、土木研究所からリモートで効率的かつ迅速な技術支援を行うことが可能となります。

      地すべりチーム 上席研究員 杉本 宏之
    • 14:20~14:40

      【災害対応技術】3D浸水ハザードマップ作成技術   《14:40~15:00 休憩時間》

      3次元地形モデルを「バーチャル現場」として活用することで、地すべり発災直後の警戒避難対策や応急対策工事の検討を効率化・迅速化するための技術資料です。リモートでありながら現地状況を的確に把握できるため、土木研究所からリモートで効率的かつ迅速な技術支援を行うことが可能となります。

      寒地水圏研究グループ 上席研究員(特命) 前田 俊一 
    • 15:00~15:30

      【東北地方整備局の講演】東北地方整備局の取り組み

      東北地方整備局 企画部 建設情報・施工高度化技術調整官 小山田 桂夫
    • 15:30~15:50

      【道路技術】除排雪計画支援のための堆雪断面積推計技術

      経験に依存せずに除雪作業量や実施時期等の計画を立案を支援するため、気象観測値・除排雪回数・道路幅員等から堆雪断面積を推計する技術です。
      路肩堆雪の成長傾向を把握できれば、年度ごとの傾向の比較や堆雪の大きさの推移を把握することができます。除排雪の実施時期や工法を任意で選択可能です。除排雪実施後の路肩堆雪の大きさの推移が把握でき、より効率的な実施時期や工法、除排雪の回数などの除排雪作業計画立案の支援が可能となります。

      寒地機械技術グループ 研究員 飯田 美喜
    • 15:50~16:10

      【道路技術】防水性に優れた橋面舗装

      コンクリート床版の土砂化等を抑制するための防水対策として、防水性を高めたコンクリート床版用の新たな橋面舗装です。従来、鋼床版用の橋面舗装の基層に用いていたTLA(トリニダット・レイクアスファルト)グースアスファルトを使用しないで、改質アスファルトを用いたコンクリート床版用「新グースアスファルト」と、特殊樹脂を用いた「新塗膜系床版防水層」の2種類を新たに開発しました。この技術は、たわみ追従性と水密性を有し、TLA特有の臭気や煙による周辺環境への影響がなく低温での施工が可能で、混合物性状は同等以上の性能を有し、流動によるわだち掘れはTLAを用いた従来グースアスファルトの1/3以下と耐久性も良くなっています。また、鋼床版舗装にも使用可能です。

      舗装チーム 主任研究員 川上 篤史
    • 16:10~16:30

      【コンクリート技術】コンクリート構造物における表面含浸材の適用手法

      表面含浸工法にはシラン系の表面含浸材やアミン系の含浸性防錆材等があります。コンクリート表面に塗布・含浸させると、シランはコンクリートの表面及びひび割れ壁面に撥水構造が形成され、アミンは鉄筋表面に防錆機能を有する材料が固着します。これにより、凍結融解と塩化物の複合作用によって発生しやすいスケーリング(コンクリート表面が剥がれ落ちる形態の凍害)の原因である水や塩化物イオンの浸透抑制が図られ、スケーリングや塩害の進行を遅らせる効果、また、劣化の進行遅延によるLCC(ライフサイクルコスト)の縮減が期待できる技術です。

      耐寒材料チーム 主任研究員 遠藤 裕丈
    • 16:30~16:50

      【コンクリート技術】コンクリート構造物の補修対策施工マニュアル

      既設コンクリート構造物を今後も有効に活用するためには、必要に応じて、断面修復工法,表面被覆・含浸工法,ひび割れ修復工法等の各種補修対策を適切に行うことが重要です。これらの工法について暴露試験や室内実験等で得られた知見を「コンクリート構造物の補修対策施工マニュアル(共通編、各種工法編,不具合事例集)」(案)としてとりまとめました。共通編では、劣化要因に応じた補修方針の立てかた、構造物の劣化の進行段階に応じた各種補修工法の選定方法およびその留意点について整理しました。各種工法編では、補修材料の品質試験方法や施工管理標準等を提案しています。 また、補修後の再劣化事例(不具合事例)を収集し、その原因について分析しました。

      iMaRRC 材料資源研究グループ 特任研究員 片平 博
    • 16:50~16:55

      閉会挨拶

      一般社団法人 建設コンサルタンツ協会東北支部 副支部長 向田 昇
    展示・技術相談コーナー(2階 第7・10会議室) 9:30~17:00
    講演技術を含む土木研究所の新技術に関するパネルや模型等を展示しています。技術相談コーナーでは、講演者が直接技術相談をお受けしますので、講演合間の休憩時間等に是非お立ち寄りください。
    【特別講演】 講演者プロフィール

     今村  文彦  東北大学  災害科学国際研究所長

             東北大学  総長補佐

     1984年3月    東北大学工学部土木工学科卒業

     1986年3月    東北大学大学院工学研究科土木工学専攻博士前期課程修了

     1989年3月    東北大学大学院工学研究科土木工学専攻博士後期課程修了 博士(工学)     

     1989年4月    東北大学 助手(工学部)

     1992年12月 東北大学 助教授(工学部)

     2000年8月       東北大学 教授(工学研究科)

     2007年6月    政策研究大学院大学  非常勤講師

     2012年4月    東北大学災害科学国際研究所(教授)

     2014年4月    東北大学災害科学国際研究所長

     2020年4月    東北大学総長補佐

     2020年4月    関西大学客員教授(社会安全学部)     

            (現在に至る)

    【委員歴】 

     ・International Award Committee (IAC), American Geophysical Union  委員

     ・World Scientific, Journal of earthquake and tsunami ,編集委員会  委員     

     ・土木学会,地震工学委員会・海岸工学委員会委員合同小委員会,津波被害推定ならびに軽減技術研究

      小委員会  小委員長

     ・International Society for the Prevention and Mitigation of Natural Hazards  council member

     ・日本地震学会  代議委員

     ・土木学会、原子力土木委員会津波評価部会  委員

     ・一般財団法人3.11震災伝承ロード推進機構代表理事

    【受賞歴】

     2010年 土木学会, 土木学会論文賞

     2014年 NHK, NHK放送文化賞受賞

     2016年 内閣府, 平成28年防災功労者内閣総理大臣表彰

     2020年 国土交通省, 濱口梧陵国際賞(国土交通大臣賞)

    会場のご案内
    • フォレスト仙台 2階フォレストホール

      住所宮城県仙台市青葉区柏木1丁目2-45


    寒地土木研究所の紹介

    寒地土木研究所の概要パンフレットをPDFで閲覧いただけます。

    開発技術の紹介

    寒地土木研究所で開発した、現場への適用の効果が高いと思われる技術を掲載しておりますのでご覧ください。

    • 当日の受付について

    ・申し込み時に発行された二次元バーコード(QRコード)を持参し来場してください。受付にてQRコードリーダーにスマートフォン又は印刷された紙を入退場時にかざしていただくことで受付処理を行います。(QRコードは申し込み期間終了後に一斉通知致します)

    ・CPD、CPDS受講状況確認のため入退場時刻を管理していますので「入場時」「退場時(帰社等)」の2回必ずQRコードリーダーで読み取りをお願いします。

    ・休憩時間や講演の合間で「展示・技術相談コーナー」へ出入りする場合等で講演会場を離れる場合はQRコードを読み取る必要がありませんのでご注意願います。

    ・途中入退場等の理由で記録された入退場時間が講演時間に対して明らかに不足が認められる場合は、受講証明書を発行できない場合がありますのでご留意願います。(プログラムの一部のみ参加の場合に実時間で受講証明書を発行することはできません。)

    • 座席指定について

    ・新型コロナウイルス感染防止対策による参加者の座席間隔確保のため、座席指定とさせていただきます。

    ・申し込み時の返信メールに記載の受付番号が座席番号となります。会場の座席に張られた座席番号にお座りいただきご聴講ください。 

    • アンケートについて

    ・アンケートについては人との接触機会の削減を目的にお申込み時に登録頂いたメールアドレス宛てにアンケートフォームをお送りしますので、ご協力の程、宜しくお願いします。

    • 新型コロナウイルス感染症対策について

    新型コロナウィルス感染の予防、拡散防止にあたり、ご来場の皆様には下記項目にご協力をお願い申し上げます。
    ・原則、事前申込みをされた方のみの参加とさせていただきます。また、申込時のQRコードをご持参願います。
    ・発熱は37.5℃以上、咳の症状がある等、当日の体調がすぐれない場合は、ご来場をお控えください。

    ・入場時に非接触体温計による検温にご協力をお願いします。(37.5℃以上の発熱の場合、受講をご遠慮いただきます。
    ・場内はマスクの着用をお願いいたします。(咳エチケットにご協力ください)

    ・会場入口に消毒液を設置いたします。こまめな手洗い、手指消毒にご協力ください。
    ・ソーシャルディスタンス確保のため、会場内の座席制限を行います。
    ・接触確認アプリ(COCOA)のインストールをお願いいたします
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html

    ・本ショーケースで感染者が確認された場合の対応について

    参加者で感染者が確認された場合、感染拡大防止を目的に、来場者の氏名、年齢、住所及び連絡先(電話番号)、座席位置を把握し、名簿を作成のうえ、必要に応じて保健所等の公的機関へ情報提供する場合がありますので、感染拡大防止の観点から疫学調査へのご理解とご協力をお願いいたします。なお、個人情報保護の観点から、名簿等の保管および保管後の廃棄には十分な対策を講ずることといたします。 

                   

    • 推奨環境について

    本Webサイトのご利用にあたっては、以下の環境を推奨いたします。

    推奨環境以外でのご利用や、推奨環境化でもお使いのブラウザの設定によっては、ご利用できないもしくは正しく表示されない場合がございます。また、一部のソフトウェアをインストールしている場合、正しく動作しない場合がございます。ご了承ください。

    なお、スマートフォンの機種によってはPDFを開くためにPDFを表示するためのアプリが必要となる機種がありますのでご確認ください。

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    PC         ・Microsoft Edge® 最新版   ・Google Chrome™ 最新版  ・Firefox® 最新版  ・Mac - Safari 最新版

     

    • 講演資料について

    プログラムに掲載した講演資料は当日会場で配付致しませんので、必要な方は講演資料を各自で印刷してお持ち下さい。

     

     

     

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    国立研究開発法人 土木研究所 寒地土木研究所 寒地技術推進室
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