土研 新技術ショーケース2021in札幌のご案内
当研究所では、土木技術に係る研究開発、技術指導及び研究開発、技術指導及び研究成果の普及等を通じた社会資本整備への貢献並びに土研開発技術への理解と活用促進を図ることを目的とし、平成14年度から、東京では毎年、平成27年度からは、全国の主要都市で一年おきに各年度4~5都市で開催しております。
【新技術ショーケースの主な内容】
①土木研究所が開発した技術のうち適用効果の高いものを厳選した技術の講演
②展示・技術相談コーナーを設け、各技術について開発者に直接相談
参加者との技術交流、新技術情報の共有、これらを通じた技術力の向上を目的として「土研 新技術ショーケース2021in札幌」を開催します。
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タイトル
- 土研 新技術ショーケース2021in札幌
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開催日時
- 2021年12月16日(木) 10時00分~17時15分
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開場時間
- 09:30~
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会場
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札幌サンプラザ 1Fコンサートホール
北海道札幌市北区北24条西5丁目会場MAP
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申込期間
- 2021年11月16日(火)00時00分~2021年12月15日(水)23時59分(受付終了)
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参加費
- 無料
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定員
- 事前予約制・座席指定 ※ 定員に達したため申込受付終了しました
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主催
- 国立研究開発法人 土木研究所
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共催
- 一般社団法人 建設コンサルタンツ協会 北海道支部
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後援
- 国土交通省北海道開発局、北海道、札幌市、一般社団法人 日本建設業連合会 北海道支部、一般社団法人 全国建設業協会、一般社団法人 全国測量設計業協会連合会
CPD・CPDS
- 一般社団法人建設コンサルタンツ協会認定CPD
CPD単位(午前):1.83 CPD単位(午後):3.58 プログラム番号:202111100011(午前の部)2021111100012(午後の部) - 一般社団法人全国土木施工管理技士会連合会認定CPDS
プログラム番号:680469
CPDS単位
形態コード:105 3ユニット
継続教育制度(CPD,CPDS)プログラム
・一般社団法人建設コンサルタンツ協会CPD認定プログラム・一般社団法人全国土木施工管理技士会連合会CPDS認定プログラム
・受講証明書は受講状況確認後(入退室時間管理)、2週間程度でご登録頂いたメールアドレス宛に配布いたします。
・他団体へCPD単位を登録する場合は、その団体の登録ルールに則って行われます。単位が認定されるかどうかは、直接その団体にお問い合わせください。他団体の運営するCPD制度に関しては本事務局では回答いたしかねますのであらかじめご了承ください。
プログラム
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10:15~10:30
インデクシング(各1分✕15技術)
講演技術のインデクシング(9技術) 展示技術のインデクシング(6技術)
技術の概要説明を1分間にまとめてご紹介します。
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10:30~10:50
【道路・補修対策技術】緩衝型のワイヤーロープ式防護柵
高いじん性を有するワイヤロープと、比較的強度が弱い支柱により構成され、車両衝突時には、その衝撃を主にワイヤロープのたわみで吸収することにより、死亡事故などの重大事故を大幅に減らすことが期待できる技術です。防護柵は直径9cm程度の支柱内にワイヤロープを通した構造で、表面・裏面がないため設置必要幅が少なくて済み、導入コストの縮減が可能です。また、人力でも脱着できる構造で、緊急時には部分的に開放区間を設け、反対車線を通行させる交通処理が可能な他、補修も短時間で完了させることができます。高規格幹線道路の暫定2車線道路の中央分離施設などに活用され、安全性・円滑性の向上が期待されます。
寒地交通チーム 総括主任研究員 平澤 匡介
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10:50~11:10
【道路・補修対策技術】除排雪支援のための堆雪断面積推計技術
経験に依存せずに除雪作業量や実施時期等の計画を立案を支援するため、気象観測値・除排雪回数・道路幅員等から堆雪断面積を推計する技術です。路肩堆雪の成長傾向を把握できれば、年度ごとの傾向の比較や堆雪の大きさの推移を把握することができます。除排雪の実施時期や工法を任意で選択可能で、除排雪実施後の路肩堆雪の大きさの推移が把握でき、より効率的な実施時期や工法、除排雪の回数などの除排雪作業計画立案の支援が可能となります。
寒地機械技術チーム 研究員 飯田 美喜
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11:10~11:30
【道路・補修対策技術】トンネルの補修技術(NAV工法)
ひび割れした覆工コンクリートの表面に、新しく開発した透明のシートを樹脂等で接着し、剥落を防止する技術です。施工後においてもひび割れの進展が視認できるため、効果の確認や追加対策工の必要性の判断が可能です。覆工コンクリートの浮き・剥離部の落下による第三者被害の防止に効果的な技術です。現在、道路や鉄道、地下鉄トンネル等で43,000m2の実績があります。
トンネルチーム 主任研究員 森本 智
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11:30~11:50
【道路・補修対策技術】コンクリート構造物の補修対策施工マニュアル 《11:50~13:00休憩時間》
既設コンクリート構造物を今後も有効に活用するためには、必要に応じて、断面修復工法,表面被覆・含浸工法,ひび割れ修復工法等の各種補修対策を適切に行うことが重要です。土木研究所では、これらの工法について暴露試験や室内実験等で得られた知見を「コンクリート構造物の補修対策施工マニュアル(共通編、各種工法編,不具合事例集)」(案)としてとりまとめました。共通編では、劣化要因に応じた補修方針の立てかた、構造物の劣化の進行段階に応じた各種補修工法の選定方法およびその留意点について整理しました。各種工法編では、補修材料の品質試験方法や施工管理標準等を提案しています。また、補修後の再劣化事例(不具合事例)を収集し、その原因について分析しました。
耐寒材料チーム 主任研究員 内藤 勲
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13:00~14:00
【特別講演】「河道の断面はどのようにして決まるか?」
北海道大学 大学院工学研究院 土木部門 社会基盤マネジメント 教授 泉 典洋 氏
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14:00~14:20
【河川技術】降雨流出氾濫(RRI)解析モデル
降雨流出氾濫(RRI:Rainfall-Runoff-Inundation)モデルは、降雨情報を入力して河川流量から洪水氾濫までを一体的に解析するモデルです。RRIモデルはこれまでの氾濫解析モデルとは異なり、降雨流出過程と洪水氾濫過程を同時に解析することができるため、山地と氾濫原の両方を含むような大規模流域の洪水氾濫現象を表現することができます。
水災害研究グループ(ICHARM) 専門研究員 柿沼 太貴
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14:20~14:40
【河川技術】堤防決壊時に行う緊急対策工事の効率化に向けた検討資料
治水整備が進んでいる現在においても、豪雨災害時の堤防決壊による浸水被害が全国で発生しています。本検討資料は、堤防決壊時の緊急対策工事の効率化を考える際に必要となる河川特性に応じた決壊口の締切方法や、重機作業、使用する資機材の適応性について検討した内容を示したものです。各河川管理者が実施する堤防決壊時の緊急対策シミュレーション等の参考として本検討資料を使用することで、少しでも有効な方法を選択し、現場ごとの減災につながることを期待してとりまとめたものです。
寒地水圏研究グループ 上席研究員(特命) 前田 俊一
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14:40~15:00
【河川技術】電流情報診断によるコラム形水中ポンプの状態監視 《15:00~15:20休憩時間》
救急排水機場で使用されるコラム形水中ポンプは、浸水被害軽減のため、非常時には確実な稼働が求められます。そのため、稼働状態を的確に把握し、適切な整備や更新を行う必要があります。しかし、コラム形水中ポンプはコラムパイプ内部に設置するため 、目視や触診による稼働状態の確認ができません。そこで、コラム形水中ポンプの稼働状態を適切に把握することを目的として、電流波形の異常に伴い現れる周波数成分の大きさを監視することで機器の異常検知が可能となるコラム形ポンプの状態監視手法を開発しました。
寒地機械技術チーム 研究員 小林 勇一
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15:20~15:50
【北海道開発局の講演】「北海道開発局におけるインフラDX・i-Constructionの取組について」
国土交通省 北海道開発局 技術管理課長 財津 知亨
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15:50~16:10
【地盤技術】地すべり災害対応のBIM/CIMモデル
3次元地形モデルを「バーチャル現場」として活用することで、地すべり発災直後の警戒避難対策や応急対策工事の検討を効率化・迅速化するための技術資料です。リモートでありながら現地状況を的確に把握できるため、土木研究所からリモートで効率的かつ迅速な技術支援を行うことが可能となります。
地すべりチーム 主任研究員 竹下 航
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16:10~16:30
【地盤技術】衝撃加速度試験装置による盛土および石灰・セメント改良盛土の品質管理技術
「衝撃加速度試験装置」は、盛土の品質管理を簡単・迅速・安価に行うことができる試験装置です。砂置換法・RI法による盛土の品質管理方法では、結果の判明まで1日以上の時間を要していたため、工事の進捗に影響が生じることがありました。本装置は、誰でも簡単に操作でき、その場ですぐ試験結果を把握できるため、短時間で確実に盛土の品質管理を行えます。
寒地地盤チーム 研究員 樋口 侯太郎
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16:30~16:50
【地盤技術】積雪寒冷地における冬期土工の手引き
冬期の盛土工事では、外気温の低下、土の凍結・凍上、雪の混入、日照時間の減少など厳しい状況での施工となります。品質管理を怠った場合には、融解期に盛土断面の変状や法面崩壊が発生し、土構造物としての安全性といった適切な機能に影響を及ぼすことがあります。災害復旧といった施工時期の制約や工期短縮等のために、やむを得ず冬期における盛土施工が避けられない場合に対処しなければなりません。これまでの多くの経験と試験施工により得られた最新の知見をもとに「積雪寒冷地における冬期土工の手引き」として取りまとめ、現場技術者が冬期に盛土を行う際に必要な考え方を示しています。
寒地地盤チーム 特任研究員 佐藤 厚子
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一般社団法人建設コンサルタンツ協会北海道支部 支部長 佐藤 謙二
展示・技術相談コーナー(1階 ふれあい広場) 9:30~17:15
講演技術を含む土木研究所の新技術に関するパネルや模型等を展示しています。技術相談コーナーでは、講演者が直接技術相談をお受けしますので、講演合間の休憩時間等に是非お立ち寄りください。
基調講演者プロフィール
【特別講演】 講演者プロフィール
泉 典洋 氏
北海道大学 大学院工学研究院 土木工学部門 社会基盤マネジメント分野 教授
《学歴》
1987年3月 東京大学工学部土木工学科卒業
1993年3月 ミネソタ大学大学院土木工学専攻博士課程修了 (PhD)
《職歴》
1993年4月 東京工業大学 工学部土木工学科助手
1996年4月 東北大学工学部土木工学科 助教授
1999年4月 アジア工科大学大学院土木工学部 助教授
2001年4月 東北大学大学院工学研究科 助教授(帰任)
2006年4月 北海道大学大学院工学研究院 教授 ~ 現在に至る
2019年4月 大学院工学研究院副研究院長 ~ 現在に至る
《委員歴》
2007年 土木学会水工学委員会幹事
2005年 - 2007年 土木学会応用力学委員会幹事長
2006年 - 2008年 日本流体力学会代議員
2009年 - 2011年 土木学会水工学委員会河川部会副部会長
2011年 - 2013年 土木学会水工学委員会河川部会部会長
2016年 - 2018年 土木学会応用力学委員会委員長
2017年 - 2019年 土木学会論文集編集小委員会B1,2,3委員長
2019年 - 2021年 土木学会理事
《受賞歴》
1995年 土木学会水工学委員会水工学論文奨励賞
2006年 土木学会論文賞
2010年 土木学会水工学委員会水工学論文賞
2012年 土木学会水工学委員会水工学論文賞
2013年 土木学会応用力学委員会応用力学論文賞
会場のご案内
- 札幌サンプラザ 1Fコンサートホール
住所北海道札幌市北区北24条西5丁目
地下鉄南北線「北24条駅」で下車してください。1番出口より西へ200m(3分)ほど歩くとございます。
※駐車場は建物西口が出入口となります。
土木研究所の紹介
土木研究所の概要パンフレットをPDFで閲覧いただけます。
開発技術の紹介
土木研究所で開発した、現場への適用の効果が高いと思われる技術を掲載しておりますのでご覧ください。
・申し込み時に発行された二次元バーコード(QRコード)を持参し来場してください。受付にてQRコードリーダーにスマートフォン又は印刷された紙を入退場時にかざしていただくことで受付処理を行います。(QRコードは申し込み期間終了後に一斉通知致します)
・来場者人数の把握(CPD受講者以外)およびCPD、CPDS受講状況確認のため入退場時刻を管理していますので「入場時」「退場時(帰社等)」の2回必ずQRコードリーダーで読み取りをお願いします。
・休憩時間や講演の合間で「展示・技術相談コーナー」へ出入りする場合等で講演会場を離れる場合はQRコードを読み取る必要がありませんのでご注意願います。
・途中入退場等の理由で記録された入退場時間が講演時間に対して大幅に不足が認められる場合は、受講証明書を発行できない場合がありますのでご留意願います。(プログラムの一部のみ参加の場合に実時間で受講証明書を発行することはできません。)
・新型コロナウイルス感染防止対策による参加者の座席間隔確保のため、座席指定とさせていただきます。
・申し込み時の返信メールに記載の受付番号が座席番号となります。会場の座席に張られた座席番号にお座りいただきご聴講ください。
・アンケートについては人との接触機会の削減を目的にお申込み時に登録頂いたメールアドレス宛てにアンケートフォームをお送りしますので、ご協力の程、宜しくお願いします。(開催当日より入力できます)
新型コロナウィルス感染の予防、拡散防止にあたり、ご来場の皆様には下記項目にご協力をお願い申し上げます。
・原則、事前申込みをされた方のみの参加とさせていただきます。また、申込時のQRコードをご持参願います。
・発熱は37.5℃以上、咳の症状がある等、当日の体調がすぐれない場合は、ご来場をお控えください。
・入場時に非接触体温計による検温にご協力をお願いします。(37.5℃以上の発熱の場合、受講をご遠慮いただきます。
・場内はマスクの着用をお願いいたします。(咳エチケットにご協力ください)
・会場入口に消毒液を設置いたします。こまめな手洗い、手指消毒にご協力ください。
・ソーシャルディスタンス確保のため、会場内の座席制限を行います。
・接触確認アプリ(COCOA)のインストールをお願いいたします
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html)
・北海道コロナ通知システムへの登録を下記添付ファイルQRコードよりお願いいたします。
・本ショーケースで感染者が確認された場合の対応について
参加者で感染者が確認された場合、感染拡大防止を目的に、来場者の氏名、年齢、住所及び連絡先(電話番号)、座席位置を把握し、名簿を作成のうえ、必要に応じて保健所等の公的機関へ情報提供する場合がありますので、感染拡大防止の観点から疫学調査へのご理解とご協力をお願いいたします。なお、個人情報保護の観点から、名簿等の保管および保管後の廃棄には十分な対策を講ずることといたします。
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タブレット ・iOS - OS標準ブラウザー(Safari)・Android - OS標準、Google Chrome™
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プログラムに掲載した講演資料は当日会場で配付致しませんので、必要な方は講演資料を各自で印刷してお持ち下さい。
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